A3は昔からトヨタで推奨されており、社員がA3用紙1枚にまとめる報告書が由来になります。
A3用紙1枚という制限のあるスペースを使って、余計なことは書かず、重要なことだけにフォーカスして整理する必要があリます。そのためには、内容を深く考え理解した上で、相手に伝わるように表現するのがA3の狙いです。
ここでのA3は、トヨタで使われているA3にデザイン思考を組み合わせた問題解決フレームワークです。方針策定にも使えます。関係者が全員集まり、ワークショップ形式で行います。皆で知恵を振り絞ってアイデアを出し合い、HMW(How Might We〜:我々はどうすれば〜できるか?)の形式で、課題に対する問いかけをするのが特徴です。また、要因分析ではフィッシュボーン図を使って要因を掘り下げたり、対策立案ではCrazy 8を使った簡易なスケッチを描いてプレゼンしたり、かなり頭を使うワークになります。
最初にテーマを設定した後、背景、現状把握、目標設定、要因分析、対策立案、計画、フォローアップを順に埋めていきます。大体1〜2日がかりで集中して作成するものです。A3を実施することで、
- 新規プロジェクトで関係者間で共通認識を持つことができる
- 自分たちが直面している問題を整理して解決案を考え出すことができる
- 短時間で関係者に問題解決の報告・共有ができる
- 経営層向けのエグゼクティブサマリーを作成することができる
といったメリットがあります。
また、会社として問題解決をするためにA3で目標・計画を策定し、それに基づいて各部門・責任者の目標・計画に落とし込み、さらにチーム・個人にも同様に目標・計画を立ててもらう、といった組織の方針展開にも役立てることができます。
弊社と一緒に経営レベル、あるいは部門レベルでA3ワークショップを一度やってみませんか?